秋も深まり、シーズンインですよね
美味しく頂くために、どの様に持って帰っているでしょうか?
まあ、気を付けなくても美味しいのですが、命を頂いてますので
出来るだけ美味しく頂きたいと烏賊〇は、日々気を付けるように
心がけています。
Contents
締めていますか?
魚の場合は、死後硬直を遅くしたり、血抜きがありますが、
アオリ烏賊には、別の意味があります。
アオリ烏賊を締める理由
烏賊〇的に1番は、墨で汚くなることです。
生きたまま、ジプロックに入れますとジプロックが墨だらけになり
烏賊入れてるか?墨入れてるのか分からなくなることがあります(笑)
締める事により、出てくるすみを最小限します。
また、締めないでクーラーに入れていても皮が部分的に変色して
見た目が悪いからでが、自分自身が食べるには問題なしです。(皮をむけば白いです)
締め方
締める方法は、人それぞれで、木槌、手でたたく、ハサミ、締め具を使う等ありますが、
烏賊〇は、締め具を使うか、ハサミを使います。
理由は、木槌、手でたたくのは、失敗すると、墨が大量に出るのと怪我の恐れがあるからです。
締め具は、釣り道具屋さんで数種類あると思いますが、烏賊〇はこのようなのを使っています。
下側のU型の部分を烏賊の眉間(目と目の間)に差し込み軽く胴体部の
方に斜めに差し込みます。
うまく締まりますと一瞬で真っ白になります。
半部だけ白くなる時は、少し抜き白くない方に少しだけ傾け刺し直すと
白くなります。
少し抜き、反対方向に差し込みますとゲソの部分が締まります。
また、ハサミの場合は、眉間の部分を刺します。
長期保存(3~4か月)の場合は、そのままジプロックに入れクラーに入れて
持ち帰ります。
ジプロックにマジックで日付を記入しますと先入れ先出しが安易に
行えます。
ひと手間加えて、きれいに持ち帰ろう
締めたままだと、やはり墨が出てきます。
墨袋、胃袋をそのままにしていると、生臭く感じますし、
お刺身ではちょっと~って言う方もいます。
人にあげる時や家での処理は、最小限にしたいですよね。
烏賊〇は、内蔵、墨袋、目玉は海に返して、持ち帰っています。
これをしておくと、帰ってから炊事場の作業が楽になります。
用意する道具
1、キッチンバサミ・・・安価の物でも良いですが、大型でもさばけるように
よく切れるのがお勧めします。
2、フォーセット・・・墨袋をつかめれば、何でも良いのですがロックが有無で
失敗を少なくできますし、出来れば長い方が作業的に
楽になります。
3、水くみバケツ
この3点を用意しましょう。
解体手順
1、締める
2、キッチンばさみで、烏賊の裏側(船が無い方)を真っすぐ
下から上に切ります。
3、墨袋、胃袋が丸見えなので、墨袋の先をフォーセップで挟みロックを
します。
4、キッチンバサミを使って墨袋の下からキッチンバサミで切り胃袋まで
外します。
5、フォーセットで挟んでいる墨袋、胃袋を海に返します。
6、目玉にハサミを刺します。
7、海水に付けながら、目玉を取り除きます。
8、全体を海水で軽く洗ってジプロックに入れクーラーに
以上で終了です。
フォーセットを使う理由ですが、烏賊〇は昔ピンセットで墨袋をつかんでました。
力の加減で外れたり、つかみ損ねて墨まみれによくなっていました。
フォーセットには、ロックが付いていますので挟んだ後は、
キッチンバサミの方に集中できます。
注意してほしい事
1、氷焼けになりますので、クーラー内の氷に直接触れないようにして下さい。
タオル等を使って、氷と烏賊の距離を取りましょう。
2、烏賊をそのまま地べたに置きますと、烏賊が少し焼けてしまい
うまみ度が下がります。
3、烏賊を置く前に水で濡らしておく事をお勧めします。
また、解体時に汚れてしまいますので、水で流して
きれいにして帰りましょう。